「夢の有機生命体天国」
『SFバカ本たいやき篇プラス』(廣済堂文庫)というアンソロジーに掲載された一編。
もともとは某出版社に遊びに行くときに手土産として書いたもの。その後、新人賞に入選し、他の出版社に拾い上げてもらいました。
30数枚のものを一晩徹夜して書きました。
内容は、地球上のすべての生物が自由に体を変化させることができるようになり、絶対に死ななくなった遠未来における日常を描いたもの。具体的には社員旅行のバスが転落事故を起こし、騒動が起きるというものです。
この本が刊行された直後に、廣済堂が文芸出版から撤退。当然、増刷もされませんでした。ですので、私にとってもこれは幻の一編となっています。どこか、再掲載してくれないかなあ。